About CAC

「CAC:Centre for Active Community-社会起業家研究ネットワーク」は、2001年1月に発足した、「社会起業家」(ソーシャル・アントレプレナー)の普及を推進するネットワーク型研究集団です。これまで、日本の事例研究、米国デューク大学研究者を招聘して実施した翻訳プロジェクト及び英国シンクタンク、サスティナビリティ社との共同による、企業のコミュニティ投資を推進する冊子の作成など、国際的なネットワークを用いて活動をしてきました。2004年より、オンライン・ジャーナル「ソーシャル・イノベーション」http://cac-journal.seesaa.netを発行し、社会起業家に対する理解促進や、起業家同士の情報共有および次世代の起業家との対話を目指しています。

経済合理性を追求したグローバル社会にどっぷりとつかった私達は、地域の文化や環境資源、人材を見過ごしてきたのではないでしょうか。現在、精神的に豊かな生活をどれだけの人が送っているでしょうか。優秀な官僚制度のもと培った経済、社会のマクロレベルの政策は、今、どこへ向かっているのでしょうか。社会変革、企業変革、今、変化を求めている時代に、私達は、身近な社会問題にどう対処すべきか、どれだけ真剣に考えているでしょうか。
CACが注目している「社会起業家」は、地域の問題を解決し、ミクロレベルの視点を持って、社会全体に新たな社会システムを提案するリーダーたちです。 彼らの活動にとって必要なことは、一般の人々の賛同と、行動です。
社会起業家の研究は、公共政策の研究でもあり、市民のエンパワーメントを推進するリーダーシップの研究でもあります。CACでは、「社会起業家と地域再生」、「企業の社会性とNPOの事業性」、「新たなビジネスと個人の生き方」などをテーマに研究を進めています。
営利企業が社会的責任を意識した事業展開をする一方、市民運動に加えて事業を起す非営利組織(NPO)が増加しています。非営利、営利で区別するのではない「ハイブリッド(複合)組織」が今後増加していくと思われます。CACは、そのような組織を立ち上げる社会起業家精神を持った人々が活躍する社会を目指して、現場に貢献できる研究を推進しています。

「積極的な市民の時代が始まろうとしている。政府が責任を持って解決するのではなく、政府がコミュニティに力を与えることによって、社会の問題解決を図るべきであろう。」2001年1月11日Times紙”Let the people look after themselves- Comment-” by英国財務相ゴードン・ブラウン。

<CACの5A活動>
Ask & Analysis: 事例研究、フィールドワークを通じた分析と研究成果の発信
Alliance:社会起業家ネットワークの構築
Advocacy:地域社会発展に向けた施策提言、行政評価、NPO自己PR手法の提案
Action:事業の推進

■設立経緯

CAC: Centre for Active Communityは、1996年に発足した総研大SCOPEプロジェクト(Study Center on Philanthropy、センター長:出口正之 国立総合研究大学院大学教授、1998年にNPO研究スコープ・プロジェクトに変更。)での成果に基づき、その有志と新たな仲間が集まって設立しました。
フィランソロピーの議論の「場」を社会に提供したスコープの精神を受け継ぎ、NPOにおける不可分な研究と現場の接点に立つことを目指して新たな活動を展開します。現場は、日常的に問題の発生の場であり、最終的な解決の場であります。様々な専門家による学際的なアプローチで、NPO研究がより現場に生かされるよう取り組んでまいります。