ファクタリングでキャッシュフロー改善|神戸での資金繰り方法まとめ

神戸の経済を支える“建設業”“製造業”ですが、企業数は年々減少を続けているという傾向にあります。銀行破綻が相次いだ関西エリアでは銀行融資への依存から脱却し、ファクタリング等の資金調達を選択する企業が増えています。

関西屈指のビジネス街「神戸」

港町神戸ハーバーランドの夜景

震災から20年以上が経過し、バブル期前までの経済水準に回復した神戸では、57.5%に及ぶ事業者が「製造業」となっており、以前と変わらずモノづくりが盛んなエリアとなっています。
その内の約1割が建設業を営む会社であり、古き良き職人が今もなお数多く残る街と言えるのではないでしょうか。
神戸エリアの経済状況から、各業種の動向等について調査を行いました。

神戸・阪神地域は商業がメイン

製造業が盛んな神戸

ファクタリングによる資金繰りが有効な“建設業及び製造業者”は今もなお神戸エリアを支える経済の要となっておりますが、平成8年と比べて減少傾向にあり、多くの業者が資金不足に陥った末に倒産又は解散しています。
バブル期では多く用いられてきた手形取引が現在ではほぼ無くなった上に、震災以降の銀行の貸し渋りが原因とみられており、各企業とも緊急時の資金調達方法の確保が課題となっているようです。

農業・漁業も盛んな兵庫

兵庫県は養殖業も盛ん

兵庫県のビジネス中心街的な役割を果たしている神戸市は、世界的にも神戸牛が有名ですが、実は“米どころ”としても非常に有名であり、農業算出額では米がトップとなっています。
また、瀬戸内海内での漁業・養殖も多く行われており、これらを営む事業者は5千超・漁獲量54,410トンと、神戸経済の一端を担う存在と言えます。
気候に左右されやすく、収入が不安定となり易い性質があるため、銀行融資では無く、ファクタリングや設備といった資産を売却する方法での資金繰りを行う業者も多く見られるのが特徴的です。

神戸の成長業種

成長業種の不動産業

以前では建設業・製造業がトップであった神戸エリアですが、現在では福祉や飲食店を中心とした「サービス業」が総生産1位の事業となっています。
他にも、成長率が顕著な業種として、不動産業運送業が挙げられます。
各々の特徴や資金繰り方法、傾向等について確認して行きたいと思います。

不動産業

不動産業、特に売買や交換を業として行う企業では、一度に数千万円から数億円のお金が動きます。
良い物件は自らが買主となる事も多い為、急な資金調達が多い業界です。
銀行融資を頼りにする業者がほとんどですが、仕入のための融資は中々通らない点、審査に非常に時間が掛かってしまう点がネックとなっています。

運送業

平成26年度兵庫県内の運送業者は10,777企業となっており、近畿地方では大阪に次ぐ第2位となっています。(大阪は22,008企業)
建設業や製造業の総生産額が減少している中、今もなお右肩上がりに成長しており、今後も伸びて行く業種であると考えられています。
商品の仕入等が基本的にはないため急な資金繰りが必要となるケースは少ないですが、車両や事業所といった設備投資ドライバーの確保や給与等で資金不足に陥る事が多い業種です。

サービス業

神戸市内総生産額のうち、最も高くなっているのが福祉関係や飲食店、ITビジネスと言った「サービス業」です。
平成2年度では9億5,792万円だったのが、平成21年度には14億223万円と、20年弱で60%以上も上昇しており、製造業の11億4550万円を大きく引き離しています。
中でもサービス業の内「ソーシャルビジネス」は、神戸市が全面的にバックアップ・推進の元、成長を続けている業種です。

神戸市はソーシャルビジネスを推進しています!

神戸市「ソーシャルビジネスの推進」
神戸市公式資料

神戸エリアの銀行

神戸の銀行と言えば「みなと銀行」が有名ですが、2017年にりそなホールディングス・三井住友フィナンシャルグループ・近畿大阪銀行及び関西アーバン銀行と経営統合する事を発表しています。(関西みらいフィナンシャルグループ)
ただし、大阪市の関西アーバン銀行・近畿大阪銀行との合併が決定する中、みなと銀行は独立的な立場での運営が決まっているため、経営面での不安が残る形となっています。

資金繰り方法の確保が急務

業績アップを目論む経営者

銀行融資は金利が安く、長期的な資金調達として利用出来るという反面で、時間が掛かる上に審査が厳しく、新規事業者には利用が非常に難しい資金繰り方法と言えます。
また、極度な銀行依存は、貸し渋り・貸し剥がしをされた際に取引先を巻き込んだ連鎖倒産にも繋がりかねないリスクをはらんでいるため、銀行を過信せずファクタリング募集株式の発行といったような、急な資金繰りでも対応できる資金繰り方法を確保しておく事が望ましいです。
神戸エリアに対応したファクタリング会社を把握し、資金難・キャッシュフロー改善の119番的な存在として、予め相談しておくのも一つの手でしょう。