埼玉県ではファクタリングや県制度融資など資金調達方法があります。

埼玉の産業まとめ～盛んなビジネスとは

「彩の国」でおなじみの埼玉県ですが、産業やビジネスに関してはピンとこない方も多いのではないでしょうか。
当ページでは、埼玉のビジネス事情をはじめ、どのような支援制度があるのか、どのような産業があるのか等についてご紹介してまいります。

事業所数は全国5位

一般的なビジネスを営んでいる企業の「事業所数」は、平成28年時点で東京・大阪・愛知・神奈川に次ぐ全国第5位の239,966事業所（企業数は161,341社）です。
特に卸売業・小売業が盛んであり、全体の23.7％が同ビジネスを営んでいることが分かります。

また、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の中で最も製造業の割合が高い（事業所数26,691は全国4位）という点も大きな特徴です。

インフラ工事も盛ん

埼玉県は全国47都道府県の中で最も「道路の総距離が長い県」として知られています。
秩父や所沢、川越や飯能など、車やバイクでのアクセスが大変しやすくなっており、週末のドライブやツーリング、ちょっとしたレジャーなどで高い人気を誇っています。

また、それに伴い道路工事や道路整備が盛んに行われており、令和3年に埼玉県・県土整備部によって発表されたデータによると、一般会計予算1062億5392万円のうち、道路に関する公共事業が546億円6258万円を占めています。

「災害に強い」「生活の質を高める」「地域の良さを活かす」という観点から県土づくりを実施しており、行政が力を注いでいることは間違いないでしょう。

開業時の支援制度多数

公益財団法人・埼玉県産業振興公社が実施しているプロジェクト「創業・ベンチャー支援センター埼玉」では、創業や経営に関する相談が無料で行うことができます。
また、女性やシニアなどの創業支援も実施しており、女性アドバイザーによるサポートや女性起業支援ルーム「COCOオフィス」の設置、シニア起業家の紹介など、様々な角度から新たにビジネスを始めようとする方をサポートします。

さらに、対象地域（秩父市、飯能市、本庄市、ときがわ町、横瀬町、皆野町、小鹿野町、東秩父村、神川町など）かつ地域課題の解決に関連する事業に対して補助金の交付を実施しており、知識・設備だけではなく金銭面でもサポートが受けられる可能性があります。
埼玉エリアで事業を始めようとする方は是非ご活用ください。

他県の金融機関も視野に

埼玉県には、ご存知埼玉りそな銀行をはじめ、武蔵野銀行や東和銀行など、数多くの地方銀行・信用金庫が存在しており、比較的銀行融資を受けやすいエリアと言えるのでは無いでしょうか。

また、埼玉県は東京都・千葉県・山梨県・茨城県・群馬県・栃木県・長野県に隣接するまさに「関東地方のハブ」の役割を果たしていると同時に、他県へのアクセスもしやすいエリアです。
状況に応じて他県の金融機関も視野に入れられるという点は埼玉県内企業の大きなメリットと言えます。

中小企業向け県制度融資あり

埼玉県でも様々な独自の企業支援制度を設けています。
特に「中小企業向け制度融資（県制度融資）」「事業承継支援」はビジネスに深く精通しており、利用できるシーンも多そうです。

県制度融資では、金利が低い上に全期間固定利率であるため、長期（設備投資は最長15年・運転資金は最長10年）の借り入れとしてマッチします。
さらに、埼玉県信用保証協会の信用保証を活用することで、無担保かつ第三者保証人が不要であり、利用のハードルも他の都道府県制度融資に比べて低いといえます。

利用できれば事業をする上で大きなバックボーンとなりますので、ビジネスを安定かつ長期的に進めるためにも是非積極的に狙ってみましょう。

ファクタリング人気も高い

埼玉エリアは都内へのアクセスがしやすい・ファクタリング会社が東京都に集中しているという事情もあり、同エリアでもファクタリングは高い人気があります。
また、ファクタリングサービスの中には「非対面型（オンラインファクタリングなど）」も存在しますが、直接ファクタリング会社の事務所まで足を運ぶ方が多いようです。

さらに、埼玉エリアでは特にファクタリングニーズが高い建設業（平成28年時点で25,762事業所）、運送業（平成28年時点で6,909事業所）を営む企業が多いという点も人気を後押ししています。
融資が決済されるまでのつなぎ資金・融資審査に通らなかった際の資金調達方法としてファクタリングも検討してみてはいかがでしょうか。