コロナショックはリーマン級?つなぎ資金はファクタリングを利用しよう

中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大により、国内ではイベントの中止やホテルのキャンセルが相次いでいる状況です。なかには集客不審を理由に倒産する会社も出ており、日本経済はコロナショックにより深刻なダメージを受けつつあります。そこで今回は、つなぎ資金として活用できるファクタリングについて詳しく解説したいと思います。

コロナショック日本経済はどうなる

コロナウイルス対策

2020年1月、中国・武漢市にて新型のコロナウイルスの存在が確認されました。
日に日に増える感染者に、中国はもちろん近隣諸国である日本・台湾・韓国までもがパニックに陥り、2020年3月3日現在もなお収束する目途が立っておりません。

同騒動は「コロナショック」と呼ばれ、中国からの観光客の入国を拒否したり、逆に日本人の入国が各国で拒否されたりと、経済にも大きな打撃を与えています。
日本の対応や今後の経済動向等について考えていきたいと思います。

そもそもコロナウイルスとは

コロナウイルスの症状

「風邪をひいた」

というワードは日常的に使用されておりますが、一体どのような状態が風邪に当たるのでしょうか。
風邪とは、正式には“鼻やのどが炎症を起こしている状態”のことを指し、炎症はウイルスや細菌等によって引き起こされるとされています。

また、似て非なるものに「インフルエンザ」というものがあります。
こちらはインフルエンザウイルスによる呼吸器に対しての感染症を指し、39度以上の発熱や吐き気など、風邪以上に辛い症状が現れるのが一般的です。
コロナウイルスは、前段の「風邪を引き起こすウイルス」に位置付けられますが、一般的な風邪よりも高熱が出やすく、肺炎や多臓器障害等を引き起こすことがあるという点で大きく異なります。

【炎症を引き起こす主なウイルス】

一般的な風邪ウイルス インフルエンザウイルス
・ライノウイルス
・RSウイルス
・アデノウイルス
・エンテロウイルス
・コロナウイルス
・A型インフルエンザウイルス
・B型インフルエンザウイルス

「デマ」が買占騒動に発展

騒動後、トイレットペーパーやマスクを求めてドラッグストアに長蛇の列が出来ているのをご覧になった方も多いと思います。
マスクは世界的に不足している状況となっておりますが、トイレットペーパーについては十分な在庫があるため、供給不足に陥ることはないとの見解が経済産業省より発表されています。

参考経済産業省「マスク・トイレットペーパーについて」
https://www.meti.go.jp/covid-19/mask.html

このような生活必需品・予防グッズが不足する背景には、これらの物資が今後不足するであろうという悪質な“デマ”が存在しています。
「不安を煽って楽しみたい」「買い占めて高額転売を狙いたい」
など目的は様々ですが、このようなデマを流布する人が多く存在するという事実がパニックに拍車をかけているのは間違いありません。

経済状況について

経済が悪化しているイメージ

コロナショックによって経済はどのような影響を受けているのでしょうか。
直接の打撃を受けている業種・実際の影響等について解説いたします。

旅行関係は大打撃

日本バス協会が全国の貸し切りバス会社51社に調査を行ったところ、以下の通り利用キャンセルが入っていることが分かりました。

年月 キャンセル数
2020年1月 約250件
2020年2月 約2,200件
2020年3月 約7,300件
参考(公社)日本バス協会より
http://www.bus.or.jp/index.html

なんとこの3か月で既に1万件以上のキャンセルが入っている上、2020年4月も既に2000件近くのキャンセルが確定しており、今後も増える見込みとなっています。
数千万円規模の存在を受けているバス会社も存在しており、倒産を避けられない会社が今後増えてくるのではないかと考えます。
また、3月末までの中国からの旅行客のキャンセル数は40万人にのぼるとみられており、ホテル・旅館等も危機的な状況です。

イベント運営会社もダメージ

日本では「自粛ムード」が漂っており、プロ野球・大相撲は史上初の“無観客試合”にて執り行われました。
その他、有名アーティストが次々と講演を中止するなど、各所でイベントを自粛する動きが強まっているのが現状です。

このあおりを直に受けているのがイベントの企画・運営会社で、例えば東京ドームの公演を1回中止するだけで数億円の規模の損害が発生すると言われています。
数億円のキャッシュがある会社は、中小企業規模では非常に少ないため、倒産に追い込まれる企業は相当数発生すると予想されます。

政府の緊急対策

前述したとおり、コロナウイルスによって今後経営が悪化する又は倒産する企業が増加していくことが見込まれます。
そこで、政府は要件を満たした企業に対し助成金を交付する方針を打ち出しました。
2020年3月4日現在、発表されている助成金(又は金融支援)は以下の通りです。

雇用調整助成金 経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、雇用の維持を図るための休業手当に要した費用を助成する制度
保護者の休暇取得支援 新型コロナウイルスに係る小学校等の臨時休業により影響を受ける労働者を支援するため、労働者を有給で休ませる企業に対し助成
テレワーク導入等に係る助成金の特例 中小企業・小規模事業者が実施する設備投資・バックオフィス業務の効率化等の付加価値向上に繋がるITツール導入による資金の補助
金融支援措置 日本政策金融公庫が行うセーフティネット貸付の要件を緩和し、貸付対象を今後の影響が懸念される事業者にまで拡大

経営難に陥らないためにも、要件を満たす場合は積極的にご活用ください。

ファクタリングという選択肢

助成金や金融支援が決まっても、審査・振り込みまでには数か月を要します。
申込み時点ですでにキャッシュが枯渇してしまっている場合、当然ですがその間の運転資金(つなぎ資金)を賄わねばなりません。
消費者金融や銀行等の審査に通れば問題ありませんが、新規事業者や既にキャッシュ不足に陥っている会社に対しては中々首を縦に振ってはくれないのが現実です。

そこで、現在有している債権を早期現金化(ファクタリング)によって、キャッシュフローを改善させるという手があります。

最短即日で現金を得られるというスピードに加え、ファクタリングは数か月先に入金される予定の売掛金をファクタリング会社に手数料を支払い買い取ってもらう金融取引であるため、負債が増えないというメリットがあります。
助成金の利用を見据えつつ、ファクタリングによる「つなぎ」を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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