誰でもできる!ファクタリング会社の見極め方【関東・西日本】

ネームバリュー・柔軟性・資金力・優良性・エリア(関東or関西)など、ファクタリング会社を選ぶ基準は利用企業の状況によって異なります。選定時に見るべきポイント、選んではいけない企業の特徴等についてまとめました。

簡単!ファクタリング会社の見極め方

ファクタリング会社を調べる男性

多彩なファクタリングに対応している(2社間or3社間)
赤字・税金滞納・リスケ中でもOK
即日振込対応や出張買取可

などの、所謂「柔軟な対応」を強みにしているファクタリング会社は、事業規模が小さい業者によくみられる傾向です。
“安心の大手”“小回りが利く小規模企業”いずれを選ぶかは、ファクタリングを行う上で非常に重要な判断ポイントであると言えます。
当ページでは「ファクタリング会社の見極め方」をテーマに、選定する際の着目点等をご紹介したいと思います。

質の悪いサービスを避ける

90年代で多く用いられてきた「手形取引」ですが、手形の不渡りによる連鎖倒産や償還請求(譲渡人が責任を負うこと)などの不安要素が多く、2000年代に入り激減しました。

一方で、債権を現金化するサービスである「ファクタリング」が登場し、債権を買い取る会社である所謂“ファクタリング会社”はここ5年で非常に多く見られるようになりました。
銀行をはじめとした大手金融機関でも扱うファクタリング業務ですが、審査が非常に厳しい上に時間を要するため、中小企業は民間のファクタリング会社を用いることがほとんどかと存じます。

しかしながら、ファクタリング会社は銀行・建設業・不動産業とは違い、許可や認可等の「免許」が不要であるため、一部でサービス品質が低い業者もいるのが現状です。
したがって、ファクタリング会社を選ぶ際には以下の点に注意する必要があります。

まずは公式サイトをチェック

各ファクタリング会社のHPは、ファクタリングのメリットや概要など同じような内容が書かれていますが、一部の悪徳業者は偽りの実績を紹介したり、都合の悪い情報を非公開にしていたりします。
会社概要の内容と信憑性は特に重要な判断要素となりますので、HPの内容を全て鵜呑みにするのではなく、運営実績や会社規模が本物なのか裏付けを取るようにしましょう。

登記情報をチェック

登記には設立時期・資本金・役員の詳細など、会社概要には書かれていない情報が記載されておりますので、公式情報の信憑性や大まかな事業規模をチェックすることができます。
正式な法人の登記簿謄本は法務局で入手しないといけませんが、気になったファクタリング会社を全てチェックするのは大きな負担です。

そこで、おすすめしたいのが、登記情報の一部が無料で確認できる「中小機構法人検索システム」です。
簡易的な内容なので法人によっては資本金や従業員の人数が非表示になってしまいますが、最低限必要な情報と公式情報との矛盾点をチェックするだけであればこのような無料の閲覧サービスで十分でしょう。

参考中小機構法人検索システム
https://tdb.smrj.go.jp/corpinfo/corporate/search#o

ドメイン取得日の確認

HPのドメイン取得日を確認することで、現在のサイトがいつから運営しているのか確認できます。
ファクタリングのサービスに限定したサイトを持っていれば、ファクタリング業に参入した時期を推測する材料になります。
ドメイン取得日を調べる無料ツールは複数ありますが、「ドメインエイジ」が誰にでも使いやすくておすすめです。

参考ドメインエイジ
https://www.domainage.jp/

住所をGoogle検索

Googleマップのストリートビューで所在地のビルの外観を確認する、テナントの募集ページから平米数や賃料を確認する等で、どのくらいの事業規模や資金力を持っているのかを調べることが可能です。
ファクタリング業務はレンタルオフィスや、喫茶店・出張対応などオフィスの外で商談や契約を行うことができますが、賃料の安いレンタルオフィスを活用している業者は信頼性に欠けます。
必ずファクタリング会社の住所に「レンタルオフィス」「バーチャルオフィス」などの補助ワードを添えて検索してみてください。

エリアで選ぶのも一つの手

関東の繁華街の様子

関東エリアから広がったファクタリング会社ですが、現在では大阪・福岡を中心とした「西日本エリア」にも多く見られるようになりました。
せっかく見つけたファクタリング会社が「遠方」であった場合、多くの出張費や交通費が掛かってしまう・意思表示が上手く伝わらない・書類のやり取りが不便等、ミスマッチとなってしまうことが多いです。

したがって、まだファクタリング取引に慣れていないのであれば、東日本企業であれば関東のファクタリング会社、西日本企業であれば関西や九州のファクタリング会社といったように、会社の「所在地」で候補を選定するのが良いでしょう。
特に西日本エリアでは地域密着型の企業が多いため、特殊なケースであっても柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。

怪しいファクタリング会社は絶対にNG

ファクタリングが上手くいかない経営者

上記をまとめますと、登記情報や住所検索、ドメイン取得日検索を活用することで「運営実績」「しっかりしたオフィスを持っているか?」「社名変更、所在地変更などの履歴」等を予めチェックすることができます。
もちろん、上記の項目だけで優良ファクタリング会社を完璧に見極めることはできませんが、実績の浅い業者を振るい落とすことが可能です。

悪徳業者は悪評が広まるとサービスを終了する又は別サービス名で新たに事業を始める等を繰り返しており、いきなり閉鎖してしまう可能性も十分に考えられますので、自社でもしっかりとリサーチするようにしてください。
絞り込んだファクタリング業者の口コミや評判、外部サイトの評価までチェックするとより良いでしょう。