ヤクザや半グレが運営するファクタリング会社の特徴

ヤクザ・半グレ集団といった所謂“反社会的勢力”の裏稼業として、ファクタリング会社を経営するケースが多くなっています。違法業者の手口や特徴、利用する危険性等についてまとめました。

ヤミ金からファクタリングへシフト

燃えるお金

半グレ集団やヤクザといった、所謂「反社会的勢力」は、常にお金になる裏稼業を模索しています。
違法リフォームを行う建設業者・地上げや不当な交換、価値の無い土地を売却する詐欺(原野商法)等を中心に行う不動産業者がその筆頭ですが、その波はファクタリング業界にも押し寄せてきており、利用の際は注意が必要です。

※半グレとは

ジャーナリスト・溝口敦氏著「ヤクザ崩壊」で用いられた言葉で、“暴力団に所属せず犯罪を繰り返す集団”を指すと定義付けされています。
一般人とヤクザの中間的な存在であり、オレオレ詐欺やヤミ金、出会い系サイトや売春組織の運営等を生業とする事が多くなっています。

ファクタリングでは二極化

良い業者と悪い業者イメージ

別ページ「ファクタリング会社逮捕の真相」でも触れましたが、違法営業を行うファクタリング会社が、平成29年8月、大阪府警に逮捕されました。
ヤミ金への締め付けが厳しくなってきた事で、ファクタリングを騙るヤミ金業者が急増し、遂に逮捕にまで至ってしまったようです。
しかし一方で、ヤミ金を脱却し、コンプライアンスに沿った営業方針へシフトしている“元ヤミ金”のファクタリング会社もいます。
摘発されないように法律を順守しているため、前者に比べて危険は少ないという特徴があり、実際にクリーンな経営を続けている元ヤミ金業者も数多く存在しています。

危険なのはファクタリングを騙ったヤミ金

「トイチ」という言葉は今や一般的となりましたが、これは“10日で1割利子”が付く、という意味で、金銭消費貸借契約の形態の通称です。
年利に直すと何と年間3,000%を超える数字となり、仮に10万円を借りた場合、元本及び金利が雪だるま式(複利計算)に増えて行き、1年後には324万円までに膨れ上がります。
そのため“ヤミ金で借りたら最期”とまで言われ、自殺にまで追い込まれてしまう人、財産を全て取られてしまう人等の被害が多発し、大きな社会問題となりました。

しかしながら、個人事業主や中小企業の間では一時的な資金(所謂「つなぎ資金」)として借りざるを得ない状況が多いのも事実であり、どんなに高金利で合っても一定の需要があったのです。
その名残からか、未だにヤミ金業者は多く存在しており、「ファクタリング」という言葉で利用者を誘引し、実質的な貸付業務を繰り返しています。
なお、大阪地裁では、ファクタリングの名を借りた債権譲渡契約は金銭消費貸借契約に準ずるものとして利息制限法を類推適用し過払金返還請求を認めた判決を下した例もあります。

愛知県弁護士会裁判事例
https://www.aiben.jp/page/155soku.html

ファクタリングに目を付けた半グレ集団

犯罪を企てる半グレの手

ファクタリングが注目され始めた事で、ここ数年で債権買取を業として行う会社(ファクタリング会社)は急増しています。
多くのファクタリング会社はきちんとしたノウハウを持ち、法律を遵守しているのですが、残念ながら半グレ集団がこの事業に目を付け新規参入するケースも確認されています。

もちろん、コンプライアンスを守り、違法な営業を行わなければ全く問題は無いのですが、これらの業者のほとんどはファクタリングに対する知識が無く、ファクタリングと偽った金銭消費貸借契約、強引な取り立て又は差し押さえ等を平気で行います。
このファクタリング会社ちょっとおかしい…」と感じたら、すぐに契約の中止又は解除を行うよう心がけましょう。

どのような業者を選ぶべきか

ファクタリング会社を選ぶ経営者

全国対応を謳うファクタリング会社では、必要書類を郵送又はFAX・メール等でやり取りが完了してしまうため、実際には担当者と顔を合わせない事がほとんどです。
もちろん、取引実績が多く、信頼性が高いファクタリング会社であれば何の問題もありませんが、万が一悪質な業者に当たってしまうと、法外な手数料を取られてしまういつの間にか金銭消費貸借を結ばれてしまうといったような違法取引へと繋がりかねません。

対面取引が基本

これらのリスクを踏まえますと、初めてファクタリングを行う場合や、初めてのファクタリング会社を利用する場合等は、対面で取引を行う事が望ましいです。
対面であれば不明点がその場で確認出来ますし、担当者の人柄や風貌といった「信頼性に足るのか」を自身の目で確認する事が出来ます。
福岡なら九州エリア対応、大阪なら関西エリアに対応した地元のファクタリング会社にまずは相談してみた方が無難でしょう。
地域性を理解した上で資金改善のプログラムを立てられるのも地域密着型の強みと考えますが、必ずしも最寄りのファクタリング会社が優良企業とは限りませんので、少しでも怪しいと感じたら引き返す事を忘れてはいけません。