知って得する!ファクタリング手数料相場と判断ポイント

手数料の相場は業者によって大きく変わってきます。どのような項目が手数料に影響を与えるのか、ファクタリング会社の違い、2社間・3社間で異なる相場やルール等について予め確認しておきましょう。

ファクタリング手数料

ファクタリングにかかる手数料相場

ファクタリング手数料の相場は、利用する業者やファクタリング方法(3社間or2社間など)・登記の有無といった契約内容によって大きく異なります。さらに、売掛先の信用や経済状況によっても変動しますので、一概に「いくら」とは言い難いという特徴があります。
ファクタリングを行う場合の目安・主な手数料判断ポイント等について解説したいと思います。

手数料の相場

ファクタリングの相場及び良く用いられるファクタリングの方法は以下の通りです。

債権の内容 方法割合 手数料相場
大企業への債権 ほぼ2社間 3~8%
診療・介護報酬債権
調剤報酬債権
ほぼ3社間 1~5%
中小企業への債権 2社間…約80%
3社間…約20%
2社間:10~25%
3社間:3~10%

大企業又は安定した経営の中小企業に対して有する債権は、信頼性が非常に高いため手数料が低くなることが多いです。
なお、3社間ファクタリングの場合「承諾書に実印を押印」した上で「印鑑証明書の添付」を求めるケースが多いため、実務上大企業に有する債権の買取はほぼ2社間ファクタリングを用います。(印鑑証明書の発行が難しいため。)
“診療又は介護報酬債権”“調剤報酬債権”に関しましては、債務者が国や地方公共団体であることから債務不履行のリスクがほぼ無く、手数料は1~5%という非常に低い手数料が設定されています。

手数料の基準

ファクタリング手数料が決まる主な要因及び基準として以下の3点が挙げられます。

①債権の価額
②入金時期までの日数
③利用企業&売掛先の信用状況

まず「債権の価額」は重要な手数料を決めるポイントになります。
仮に100万円と1,000万円の債権があった場合には後者の方が手数料は安くなるのが一般的であり、手数料交渉もしやすいです。
また、融資の場合は“金利”に応じて利息が発生しますが、ファクタリングの場合は売掛サイトの“期間”によって手数料が変動します。
例えば、1か月後に入金される売掛金と3か月後に入金される売掛金が存在した場合、前者の方が債務者の倒産リスクが低くなりますので、手数料も低くなります。
さらに、受け取った売掛金を入金しない(持ち逃げ)や倒産リスク等を回避するため、ファクタリング会社は利用企業及び売掛先(債務者)の与信は必ずチェックします。
当然、信用状況が良ければ良いほど手数料が低くなり、信用状況が悪ければその分手数料は高くなります。

ノンリコースが一般的

ファクタリングの手数料は、業者の利益と売掛先・利用企業の倒産によって回収困難もしくは回収不能になる損失を考慮して決定されます。
手形法で規定されている「償還請求権」はファクタリングに於いては適用されないためノンリコース(償還請求権なし)が主流となっており、倒産リスクはファクタリング会社側が負うことになります。
したがって、赤字決算や税金滞納、創業1年目、個人事業主などに対応しているファクタリング会社は倒産による損失リスクが特に大きく、その分手数料も高く設定(20~35%程)されているのです。
ファクタリング会社によって手数料が大きく変動する点に注意しましょう。

ファクタリングの諸費用

手数料以外の費用とは?

ファクタリングは、買取手数料以外にも以下の諸費用がかかるケースがあります。

名目 費用 発生条件
印紙税 0円or200円
※税額基準はこちら
債権譲渡契約書作成時
債権譲渡登記費用 印紙代7,500円+司法書士報酬
(平均5万円程)
債権譲渡登記を行う場合
その他 交通費・郵送費・宿泊代等 ファクタリング会社によって異なる
印紙代

ファクタリングは債権の譲渡に該当しますので、「債権譲渡又は債務引受けに関する契約書(15号文書)」を作成した場合には印紙税が発生します。
買取金額に応じて金額(課税又は非課税の別)が異なる点に注意しましょう。

債権譲渡登記

債権譲渡登記を行う場合、登録免許税として7,500円(500件以下の場合)が掛かります。
登録免許税自体は比較的安価ですが、司法書士に手続を代理して貰うと3~5万円程の報酬が発生しますので、合計で5万円ほどの費用を想定しておいた方が良いでしょう。

その他手数料

代表的な事例は、ファクタリング会社の営業スタッフが契約で出張する場合の交通費や宿泊費等です。「全国対応」と明記してあってもこれらの費用が別途発生することは十分に考えられますので、必ず事前に確認しましょう。
なお、大阪周辺であれば関西エリアのファクタリング会社、福岡周辺であれば九州エリアのファクタリング会社を利用することでこれらの費用はカットすることが可能です。

悪徳ファクタリング会社に注意

契約前に経費についての確認を

ファクタリング手数料が安価であっても、別の費用(交通費・相談料等)で高額な請求を行う手口が多く確認されています。
また、司法書士と結託し法外な登記手数料を請求する又は手数料だけ取って登記を行わないといった悪質な手口も増えています。
必ず事前に見積りを取り、費用の負担割合や細目について確認するようにしてください。

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