オリックスの医療ファクタリングは非常に審査が厳しく利便性は低い

オリックスの概要

オリックスの特徴

オリックスは総合リースから始まった大企業で、現在は事業を多角化させており、オリックス銀行を手がけるなど、金融関係の事業にも力を入れています。
資金回転効率を高める効果がある「ファクタリング」ですが、当該業務を行う民間企業としては国内屈指の規模を誇ります。
2社間の取り扱いは無く、3社間かつ診療債権ファクタリングをメインに行っています。
手形買取や売掛債権を担保にした融資も行い、幅広い方法で資金調達と資金回転の効率化をサポートしています。

医療ファクタリング専門

診療債権ファクタリング（医療ファクタリング）の場合、以前は月の売掛債権1,500万円以上、事業開始3年以上の実績と連帯保証人を立てることが必要でした。
最近はルールを見直し、月間債権300万円以上、事業開始1年以上、連帯保証人不要など申込基準を大幅に引き下げています。
ファクタリングの需要増加によって、小規模なクリニックや介護施設、薬局を獲得するための取り組みです。
通常のファクタリングを交渉と審査次第になり、柔軟性が増したとはいえ、中小企業向けのサービスではありません。
事業規模の大きい企業や健康保険や介護保険を扱う業種にオススメのファクタリングです。

手数料は安い

契約条件によって変わりますが、3社間ファクタリングの中で業界屈指の低手数料で対応しているのが特徴的で、最低利用価格を高めに設定していることや、利用企業の審査を厳しく行っていることで格安での手数料を可能にしています。
内容によっては償還請求権なしで、売掛先の破綻時に弁済しないといけないケースもありますので、手数料だけではなく契約条件をしっかりと確認しておきましょう。

ネームバリューが大きい

オリックスは日本を代表する大企業で、ファクタリングを扱う企業の中でも信頼性が高いです。
相談するにあたって強引な勧誘を受けるリスクがないですし、3社間ファクタリングで取引先と契約をするにあたって、得体の知れない専門業者よりも先方へ安心感を与えられます。
中小企業が手軽に利用できる業者ではないですが、申込可能な場合は相談してみる価値が高いです。

オリックスのファクタリング総評

利用できる企業や状況は限定されますが、継続して医療･介護報酬の債権をファクタリングしたい場合や、大口の売掛先がある企業は検討する価値が高いです。
民間企業のファクタリングではありますが、傘下に銀行があるように、内容は限りなく銀行系のファクタリングに近いため、オリックスを利用出来る場合は、他の銀行でのファクタリングも比較検討してみると良いでしょう。
民間ファクタリングだと思って中小企業が軽い気持ちで問い合わせをすると、申込条件を満たせず売掛先の信頼性が高くても利用できないケースが多いです。