ファクタリングを農業や漁業の資金調達にオススメする理由
商工業・農業~千葉県で盛んな産業

千葉県は、大きく「千葉地域」「東葛地域」「成田周辺地域」「長生・山武・夷隅地域」「京葉臨海地域」「かずさ地域」「安房周辺地域」の計7つのエリアに分けることができます。
それぞれのエリア毎に盛んなビジネス・産業が異なり、商工業から農業、エネルギー産業まで幅広く行われている点が特徴的です。
当ページでは千葉エリアで盛んな産業やビジネス事情、資金調達の選択肢などにフォーカスを当て、ご紹介してまいります。
日本トップクラスの商工業

ご存じ成田空港は世界各国からの荷物が届く、正に「空輸の玄関口」と言えます。
2019年に実施された経済構造実態調査によると年間商品販売額は約12兆2797億円で全国第9位、同年の工業統計調査では製造品出荷額等が約13兆1432億円で全国第7位と、いずれも日本トップクラスの金額です。
また、京葉臨海地域(市川市・船橋市・千葉市・市原市・木更津市・君津市など)では石油精製や鋼鉄素材のコンビナートが多く存在し、日本の原材料供給・エネルギー対策に欠かせない存在と言っても過言ではありません。
さらに、東葛地域には大学やものづくりを行う中小企業・ベンチャー企業が多く集まっており、国際物流から商工業まで、日本の様々なビジネスを支えている県と言えるのではないでしょうか。
農林水産業も盛ん

千葉県では東京湾・太平洋海域に広く面している上、山や田んぼなど、自然豊かな漁場・農作場が数多く存在しています。
2018年の県内漁港水揚げ量は139,987トン(金額にすると507億2500万円)となっており、関東エリアでは断トツの1位・全国で見ても8位の規模です。
品目別に見てみますと「スズキ」が全国1位、真イワシ・真アジ・サバ類・ブリ類、伊勢エビなどが多く水揚げされているようです。
また、これらの水揚げ量に伴い、かまぼこや缶詰、干物といった水産加工品も多く存在し、関東エリアのみならず全国への出荷も積極的に行われています。
全国1位の品目多数の農業
千葉県は全国でもトップクラスの農業地域であり、都道府県別の産業算出額は2018年時点で全国第4位(金額にして4259億円)の規模です。
言わずもがな落花生やネギは産出額全国1位となっており、野菜の他、観賞・冠婚葬祭用の花木・苗(いわゆる「花き」)の出荷も盛んに行われています。
一方で農事従事者の数は1990年(平成2年)から減少の一途をたどっており、農家人口は2015年時点で482,234人から167,666人(農業人口率は8.7%→2.7%)にまで減少しているようです。(農林水産省「農林業センサス報告書2015」より)
さらに、農場従事者数は1990年から2020年の間で269,458人から83,894人にまで減少しており、加えて65歳以上の構成比が1990年は19.6%であったのに対し、2020年には53.5%にまで増加しています。

千葉県に限った話ではありませんが、今後どのように若者を取り込むかが今後の農業発展における大きなカギとなりそうです。
公的資金調達支援が多数

千葉県では、創業のための資金調達支援として「県制度融資」「創業計画実施サポート割引」「日本政策金融公庫」などの公的制度を利用することが可能です。
また、「ちば起業家応援事業」では意見交換や他業種交流を図ると共に、起業家の発掘や育成、人脈づくりやビジネスに関する相談や専門家派遣なども実施しています。
さらに、行政では珍しい「クラウドファンディングによる資金調達」を県主導で実施するなど、ベンチャー企業をはじめ、女性やシニア世代でもビジネスがしやすい環境が整っています。
千葉ふるさと投資とは
前述した通り、千葉県ではクラウドファンディングによる調達を実施しています。
正式な事業名は「千葉ふるさと投資」で、具体的には以下のような事業が承認を得ているようです。
事業名 | 事業内容 |
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梨のシードル(柏市) | 船橋市で栽培された梨のうち廃棄となるものをシードルにし、販売 |
知育玩具のクラウドファンディング実施(市川市) | クラフト製(段ボール)オリジナル商品の企画及びネット販売 |
2Way使用可能!防災頭巾にもなる半纏(流山市) | 半纏(打ち直しができ伝統的、簡易的な防災頭巾になる)の製造、販売 |
3パーツでのウェットスーツ製造販売事業(勝浦市) | 勝浦発の新しいウェットスーツ製造事業 |
電源不要真空断熱ふわふわぽかぽかシート(木更津市) | 断熱性能の高い「真空断熱」を採用したシートの開発 |
アイディアと意欲、千葉県への貢献度が高いと認められれば承認される可能性は十分にありますので、是非積極的に狙ってみてはいかがでしょうか。
ファクタリングによる資金調達
もちろん、ファクタリングを利用した資金調達というのも一つの手です。
例えば、農業や漁業を営んでいる企業の場合、銀行や消費者金融が近くに無いケースが多く、窓口に足を運ぶとなると大きな手間を要します。
ファクタリングであればオンライン上で手続きが完結するサービスもありますので、融資に比べて簡易に資金調達を図ることが可能です。
また、農業や漁業は天候や状況に左右されるビジネスであるため、売上に波があり、銀行からの融資を受け辛いと言えます。
ファクタリングは債権の売買であるため、財務状況が赤字・税金や他の支払いに滞納がある等であっても利用することができます。
銀行融資をはじめ、公的融資制度やクラウドファンディング、ファクタリングを上手に使い分け、資金難を乗り越えましょう。