リスクヘッジにも最適な資金調達!ファクタリングの利用方法まとめ

銀行融資は成功すると低金利かつ長期的な借り入れが可能であるため、資金調達方法として非常に優秀である反面、赤字が続くと貸し剥がしを受けるリスクがあります。ファクタリングがリスクヘッジで有効なシーンや利用方法についてご紹介します。

ファクタリングが有効な場面

経営分析を行うファクタリング会社

従来の資金調達方法は、主に銀行融資やビジネスローンを用いた「金銭消費貸借契約」によるものが一般的でした。
金銭消費貸借契約とは所謂「借金」であり、貸借対照表上(B/S)の負債の部に計上され、会計資料上の見栄えが悪くなってしまい、多重債務状態や履行遅滞又は不能等に陥ると信用情報にキズを付けてしまうというデメリットがあります。

一方、ファクタリングの場合、あくまで資産の「売買契約」であるため、そもそも債務という概念が無く、返す必要が無いお金を手に入れる事が可能であり、東京エリアだけでなく西日本エリアの中小企業間でも人気が高まっている資金調達方法となっています。
さらに、資産(売掛金)が減り、それがまた資産(現金預金)が増えるため、B/S上の負債の変動が無く、見栄えが悪くなるというデメリットもありません。
資金調達として人気のファクタリングですが、主にどのようなシーンで有効なのか、また、銀行融資とどのように使い分けるべきなのか等をファクタリングの性質と併せてご紹介して行きたいと思います。

不良債権を早く手放したい

債権価値の下落を示すグラフ

売掛先が今にも倒産しそう…という場合には、当該売掛債権をいち早く現金化しリスクを回避するのも立派な経営手段です。
もちろん、あまりにも不安定な会社の債権の場合だと買取金額が安くなってしまう事が予想されますが、ゼロになってしまうという最悪な事態は避ける事が可能となります。

なお、万が一売却した売掛債権の債務者が倒産に陥った場合でも、そのリスクの負担はファクタリング会社が負う形のプランもあり、これを利用すれば後々ファクタリング会社から請求を受ける事もありません。
このプランは一般的に「ノンリコース(償還請求権無し)」と呼ばれており、買取額がやや下がってしまいますが、非常に安全性が高いです。

銀行融資を申込んでいるが間に合わない

資金繰りに奔走するビジネスマン

銀行融資は一度受けられれば低い金利で多くの現金が調達出来るため、上手く行けば状況を大きく改善出来るだけでなく、長期的な安定運営が行えます。
しかしながら、赤字続きの会社はその時点で審査不可となってしまい、仮に通ったとしても連帯保証人の用意が必須です。

つまり、審査が厳しい上に時間が掛かるため、中小企業にとって非常に難易度の高い資金調達であり、当初予定していた期間を大幅に上回ってしまう可能性が大いに考えられます。
したがって、融資決定までに会社の資金が底を付いてしまう事も十分に考えられるため、つなぎ資金の方法を予め考慮しておく必要があります。
その場合には、他の銀行や消費者金融で新たな融資を申し込み新たな債務を重ねるよりも、貸借対照表上の資産状況に影響を及ぼさない「ファクタリングによる資金調達」を選択した方が無難でしょう。

1日でも早く現金が必要

資金調達に走るサラリーマン

融資を用いた資金繰りの最大の難点は“時間が掛かる”事です。
銀行では1か月、消費者金融系でも2週間ほどは最低でも必要で、会計資料作成には税理士といった専門家の介入は必須であり、費用も掛かります。
それでいて100%融資が下りるわけではありませんので、多大な時間とコストを使った結果、ゼロからやり直さざるを得ない可能性もあるのです。
ファクタリングは売掛債権の存在、売掛先の信用等をチェックするという非常に簡易な形の審査になるので、即日で完了し、その日の内に買取金額が振込まれるという事も十分に考えられ、スピード面で非常に優れている資金調達と言えます。

有効なシーンを見極めるのが大事

まとめますと、

負債を作りたくない
赤字のため銀行の審査が下りない又は利用したくない
短期資金(つなぎ資金)が欲しい
スピーディに資金繰りを行いたい

というケースであれば、買取代金が即日振込又は引き渡されるファクタリングでの資金調達が非常に有効な手段と言えます。
また、中には個人事業主可の小口の資金繰りから、1憶円を超える大規模な売掛債権にまで対応しているファクタリング会社もあり、大企業やそれに近い規模の中小企業でも利用出来るシーンは多いと考えます。

地域性に合った資金繰りを

福岡県のオフィス街の夜景

福岡には建設業者が数多く存在していますが、基本的に銀行は零細企業などには興味が無く、個人事業主や小規模な会社等は消費者金融・カードローンといったノンバンクを利用せざるを得ないのが現状です。
また、業績が悪化した事で今までメーンバンクとして付き合いがあった地元銀行から「貸し渋り」「貸し剥がし」といった形で裏切られてしまう事も決して珍しくありません。
ファクタリングにマッチする業種が多いのが福岡~西日本エリアの特徴と言えますので、銀行や消費者金融に変わる新たな資金調達先として、最寄りのファクタリング会社に相談してみるのも一つの手です。